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zoom RSS 読書録(4) 「1Q84 BOOK1,2」(村上春樹)

<<   作成日時 : 2009/09/17 15:44   >>

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ノーベル文学賞候補に上がる人を一流の作家だとすれば、この「1Q84」は一流の作家が書いた二級の作品である。ペダンチックな隠し絵小説の手法は今回も存分に発揮されている。その隠し絵がいくつ発見できるかに興味を持つスノービーな文学愛好者には格好の作品だともいえる。

この本の出版騒動そのものがこの作品の劇中劇と言えなくも無い。「ハルキ」信者は「ハルキ」ブランドに全幅の信頼を置いているのだろう。そんなことからか自分が読む前に中学生の娘にこの作品を先に読ませて後悔している親の評があった。原稿用紙の枚数を稼いでいるとしか思えない不必要な性行為の描写やストーリーの説明だの読者を見くびった作家と出版メディアの姿勢に嫌悪を感じる。

最初、この読書録を書こうとした時、女主人公の「青豆」が自殺したのだから死者に鞭打つようなことは書くまいと思っていた。しかし、よくよく読んでみると普通に考えれば「死」の結末しか考えられないところ、「死んだ」描写はあえて避けている。もう一人の男主人公である「天吾」はちゃんと生きているのだから、うっかり騙されてはいけない。深謀遠慮、この続編をまた狙っているのかも知れないと思い至った。

「ハルキ」文学を高級ならしめているのは作品の背後に哲学らしき低奏音が流れていると思われている点であろう。村上春樹は一流の職業作家である。そして、それ以上でもそれ以下でもない。

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