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zoom RSS 「第四権力」の増長

<<   作成日時 : 2007/01/24 13:58   >>

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 そのまんま東氏の宮崎県知事の当選でさまざまな論評がされている。

 宮崎県の汚職・談合事件に絡み、”しがらみを断つ”というアピールが本人のマイナス面をプラスに転化させた効用は否定できない。しかし彼に投票した26万人を超える人たちが全て彼の演説なり政策なりを見たり聞いたりしているとは思えない。「遠くの親戚より近くの他人」という喩えがあるが今は「近くの親戚より遠くの芸能人」の方がよほど身近なのではないか。

 今の日本の世情は政治的側面から見れば過半の人々が「支持政党なし」ということで、それは宮崎県も例外ではない。不満と不安と孤独の原因とその対策が「政治」という選択肢にはない、というか期待していないということなのだろう。

 しかし「政治」はこちらが避けても向こうからやって来るのが現実である。気がついてみたらいつのまにか自衛隊が武器を持って海外に派遣されている。「強制しない」と言いながら「君が代」を歌わなかったら処分される。「郵便局をなくすようなことはしません」と言いながらどんどん削減を進めている。

 政治は狡猾である。「郵政選挙」で議席を奪った与党は、余勢を駆って「教育基本法の改定」「防衛庁の昇格」を果たした。今のうちに何とか懸案の「日本国憲法の改定」の足がかりを作っておこうとして何をおいても「国民投票法案」の成立を目指しているのが現状である。

 さて、話がそれたが、「郵政選挙」に象徴される「無党派」層の政治的なだれ現象が政治家にとっても「歴史」にとっても一番怖いことではないのか。かつての「横山ノック」「青島幸男」そして今度の「そのまんま東」、いずれもテレビで顔と名前が知られていなければあり得ない現象である。だから「テレビ出たがり議員」がわんさといる。コメンテーターでも局に嫌われるようなことは言わない。それほどにテレビの影響力は大きい。日本の主婦の平均的感性は”4チャンネルで作られる”と言っても言い過ぎではないと思う。

 テレビ業界を振り回しているのが「視聴率」である。「……この業界は、視聴率を取っている人ほど偉い。数字を取っているプロデューサーは廊下の真ん中を肩で風を切って歩いているように見える」(立元幸治「誰がテレビをつまらなくしたのか」PHP新書。P44)。そしてその制作は安価な孫請けの制作会社に委託する。同じテレビ人でありながらその所得格差は驚くほどある。「視聴率」は作る側と見る側がもたれあっている。テレビ局は視聴者を「迎合しつつ愚弄」しているのであり、テレビ云々する場合、見る側の成熟度も試されていることを常に自覚していなければならない。

 タウンミーティングで発覚した「やらせ」はもちろんテレビでは話題に事欠かない。そこでも名前が出てきた「電通」は政権与党の広報までもまかなっている。民放テレビにCMは欠かせない。もうこれ以上言う必要もない。普通の想像力を発揮できる人であれば日本の世情がどのように作られているのか想定できるはずだ。

 「第四権力」を握るもの、それが日本を支配する。これが発達した資本主義国における現代的課題である。

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郵政民営化(10月1日)に向けて、現在、「郵政公社法施行の際に存するネットワーク水準を維持する」と定められた公社法がありながら公社発足後に減った郵便局は121局。現金自動預払機(ATM)の撤去や過疎地などの簡易郵便局(貯金、保険等のサービスを提供)の一時閉鎖は310局に上っています。
Gudou
2007/02/21 15:29

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