求道等の思うこと

アクセスカウンタ

zoom RSS 拉致問題の問題点

  作成日時 : 2007/01/08 23:13   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

 2002年9月17日に金正日が日本人拉致を認め、「日朝平壌宣言」を締結し、翌月の15日に5名(蓮池夫妻、地村夫妻、曽我ひとみさん)の拉致被害者が帰国した。2004年5月22日には小泉前首相の訪朝により蓮池さんと地村さんの家族5人が親元に帰った。その年7月には曽我ひとみさんの夫ジェンキンスさんと子供さん二人が北朝鮮を出国し、同月18日に日本に入国した。そして、その年11月15日に政府訪朝代表団が「横田めぐみ」さんだといわれる遺骨を持ち帰った。そして現在、北朝鮮に対し日本は核実験への制裁と絡めて経済制裁等を行っている。拉致問題の解決に関してはこの2年間全く進展がない。

 さて、その原因は何か。「救う会」の人々は迷うことなく、「北朝鮮が被害者を帰さないからだ」というだろう。そして「なぜ帰さないか」といえば「圧力が足らないからだ」と言う。威勢がいいのはかっこいいし楽である。そして、彼ら(北朝鮮)は犯罪者なのだから彼らの言い分に耳を貸す必要はないという。こんなに簡単な言はない。そしてもっとも真剣に被害者の帰還を願っている人々の方策に対しては、「北朝鮮を利する」かのような牽制をする。こういった論理で本当に被害者が救われると思っているのだろうか。要するに彼らこそ無責任なのである。

 「家族会」の活動には横田夫妻の人柄が大きく寄与している。「横田めぐみ」さんの実名が報道されたのは1997年2月であるが、1999年に横田早紀江さんは以下のような手記を発表している。”20年にわたる主の試みと恵み”これを読んでも分かるように早紀江さんの優しさが多くの人を引きつけ同情を集めた。申し訳ないが今の家族会の事務局長が「家族会の顔」であったならば運動がここまで盛り上がっていたかどうか分からない。それほど「情」というものの影響力が大きいのは事実である。

 そしてその「情」に棹をさしているのが日本の「救う会」の現状である。まさに世論は流されているのである。「救う会」を根城にしている右派論客や政治家がわんさといる。「救う会の活動」に参加していることを以てわが身の免罪符にしている政治家さえいる。国会の辞職勧告決議まで無視して居座り続けているのが民主党を除籍された西村眞吾議員である。「救う会」や「家族会」はどうして受け入れているのだろうか。このような人物が「会」に関わることは「会」の信用を失墜し運動の障害になると断れないのだろうか。

 ほんとうに被害者の救出を考えているのならば相手がいることなのだから相手の言い分も一応は考えてみる柔軟な方策も必要だろう。相手は犯罪者なのだから一切耳を貸さないという態度では真剣に救出を考えているのかどうか疑わしいと言わざるを得ない。

 わたしが見るところ、交渉が行き詰っている原因は、結局のところ二つに尽きるのではないか(もちろん細部においてはいろいろあるだろうが)と思っている。一つは、「横田めぐみ」さんと言われる遺骨の鑑定結果だろう。これは中立的な第三国の鑑定を受けることによって解決を図る。どちらが渋っているのだろうか。二つ目は戦前、戦中の朝鮮に対する侵略の事実(強制労働その他を含む)を日本は(拉致を認めた金正日に対応して)率直に認めることである。それによって北朝鮮のかたくなな態度を突き崩すことが出来ると考えられる。障害は多々あると思うが先ずは救出の一事に全力を傾けることが必要なのではないだろうか。

 最後に申し添えるがわたしは北朝鮮なり金正日なりに一片たりとも幻想を持ってはいない。そして「救う会」や「家族会」に対しても存在意義を否定しているわけでもない。ただ一部の人間がそれに乗じて自らの野心を成就しようとしているのではないかと警告しているのである。私は交渉によって全き解決を望む一人である。
 



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「拉致問題の問題点」について
「拉致問題の問題点」について 偽遺骨の件を中立国でとの提案であるが、焼却した遺骨を鑑定できるのは日本アメリカ他に何処にあるのか教えて欲しい。言うは安し行うは難しである。 ...続きを見る
小山内翔龍のつれづれ俳日記帳
2007/01/09 20:23
曽我ひとみさん手記の美しい一文
■昨日の日経朝刊社会面に北朝鮮の拉致被害者、曽我ひとみさんの手記が掲載されていた。「です・ます」体と「だ・である」体の混じった特徴的な文体だが、よく読むとちゃんと使い分けられている。主調は「です・ます」体で読者にむかって語りかけているのだが、ところどころ自分自身に言い聞かせる独白の部分には例外なく「だ・である」体が使われている。彼女が帰国以来、公の場で使う日本語は、ひとり家族と離れて暮らす孤独をか... ...続きを見る
愛と苦悩の日記
2010/01/22 15:16

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ブログ開設おめでとう〜♪

あなたの発言は私と同じです。
「風当たり」が厳しいかもね?

頑張れ〜〜〜!!

TB先にもコメントで援護射撃のつもりです。
迷惑だったら御免なさい。

>私は交渉によって全き解決を望む一人である。

  ↑ これは難しい。

2007/01/09 23:03
葵さま、コメントありがとうございます。とても励みになります。山崎訪朝に絡むテレビ番組を見ていましたら、やはり私が指摘した通り増元事務局長は「圧力をもっと強めなければならない」と述べていましたね。ひょっとすると安倍晋三は拉致問題で頭角を現し、拉致問題で失脚するという構図になるかも知れませんよ。まあいずれ明らかになる、などと悠長なこを言ってはおられませんが、あせらずまっとうな意見を言い続けるしかありませんね。

ところで、「私は交渉によって全き解決を望む一人である。」が
>これは難しい。
という理由をお聞かせ下さい。よろしくお願い致します。

  ↑ これは難しい。
gudou
2007/01/10 17:03

コメントする help

ニックネーム
本 文
拉致問題の問題点 求道等の思うこと/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる