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zoom RSS 透谷の「宿魂鏡」に関する追記

<<   作成日時 : 2011/08/09 18:10   >>

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 I様
「宿魂鏡」に関わる質問に対しては十分な答が出来ているとは思いませんでした。ところが今日たまたま読んでいた本に「宿魂鏡」と同じような事例が現実にあったということを知りました。そこでここに追記したいと思います。
それは、夏目漱石の『琴のそら音』に書いてあることです。

日露戦争で夫が満州に出征するとき、妻は手荷物に小さな鏡を入れてやった。そして夫にこう誓った。「(私が)もし万一御留守中に病気で死ぬような事がありましてもただは死にませんて」「必ず魂魄だけは御傍へ行って、もう一遍御目に懸ります」と。(夫が戦地で)ある朝例のごとくそれ(鏡)を取り出して何心なく見た時、その鏡の奥に青白い細君の病気にやつれた姿がスーとあらわれた。そして、話はしないが黙って鏡のうちから夫の顔をしけじけ見詰めたのだ。その時夫の胸のうちに訣別の時、細君の言った言葉が渦のように忽然と湧いて出た。そのことを手紙に書いて向うから出したのは、こちらから死去の通知が行く三週間も前のことなのだ。それで(後で)時間を調べて見ると細君が息を引き取ったのと夫が鏡を眺めたのが同日同刻になっていたそうな。

こんな話を漱石は友人の津田君から聞き、「遠い距離において、ある人の脳の細胞と、他の人の細胞が感じて一種の化学的変化を起すと……」などと説明を受けるのである。

私も初めて知りましたので参考までに補足しました。

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